解答プロセス再生を利用した解法解説
実践者:松永緋花里 (京都市立西京高等学校附属中学校)
実践の概要
生徒はBookRollの手書きメモ機能を活用し、授業外活動として数学の図形問題に解答しました。教員は授業前に生徒の解答プロセスを確認し、授業で取り上げる生徒を数名決定しました。授業中はあらかじめ選定した生徒の解答プロセスを教室の大型提示装置に投影して紹介し、生徒本人にどのように考えたのかを説明してもらいました。
実践の流れ・授業展開
・教員が宿題プリントのpdfファイルをBookRollにアップロードする。・生徒はBookRollの手書きメモ機能を使って宿題に解答する。
・教員は授業前に生徒の解答プロセスを確認し、授業で取り上げる解答プロセス例を複数選定する。
・教員は選定した解答プロセスを教室の大型提示装置に投影し、生徒本人が自身の解答プロセスについて発表する。その後教員が解説をする。

実践の流れ・授業展開
実践におけるツール活用のポイント・効果
今までは結果の交流が主でしたが、ログパレで解答プロセスを再生することにより、他者の思考の流れを追体験・共有することができます。特に、消してしまった過程には、典型的な誤答やつまずきが隠されていることが多く今回の授業においてもその誤答から授業を広げることがてきました。実践者・記録者から
生徒の思考を授業の前に知ることができるので、授業の構成が立てやすく、目の前の生徒に応じた適切な効果的な無駄のない指導ができます。