AI先生による自学の支援
実践者:松本和也(西京高校附属中学校)
実践の概要
授業中の演習や家庭学習において、少しの支援で解決する課題ということは多々あります。しかしそのときに支援できる人が近くにいるとは限らないので、結果、課題解決に無駄な時間を費やすことになります。またつまずきや支援のレベルは生徒によって異なるので、支援する側もそれを瞬時に判断する必要があります。学習履歴など蓄積された教育データを基に、質問に対して瞬時に返答するのがAI先生です。
実践の流れ・授業展開
教員:宿題プリントPDFをBookRollにアップロード生徒:自分のリズムでAI先生に質問を入力する
授業中
生徒:AI先生の回答を一つの支援として,解答を進める

授業中の様子
実践におけるツール活用のポイント・効果
自力で解決できる生徒にとってはAI先生を使う機会はないが、多くの生徒にとっては、AI先生を活用することにより、自由進度で学びを進めることができるのでストレスが少ないです。実践者・記録者から
生徒からの質問の量が減るので、本当に支援が必要な生徒(質問ができない、わからないところが分からない)に時間を割くことができます。AI先生の返答が的を外していたり、間違っていたりすることがあるので、精度を上げてほしいです。教師の仕事とは何か、見つめなおすきっかけになります。