正答率と解答時間に基づくテスト作り
実践者:宮部剛 (京都市立西京高等学校附属中学校)
実践の概要
BookRollを使って夏休みの数学の宿題を配信しました。教員はログパレの生徒の解答ログデータから正答率と解答時間をもとに夏休み明けのテストを作成しました。また、特に正答率が低い問題については授業でフォローを行いました。
実践の流れ・授業展開
夏休み前教員:宿題プリント PDF を BookRoll にアップロード
夏休み中
生徒:問題を閲覧し、ノートに解いて、答え合わせをした後、結果を入力
テスト前
教員:ログパレで問題ごとのログを確認。正答率の低い問題や時間のかかった問題を把握。特に正答率の低い問題は授業でフォロー。正答率や解答時間を考慮してテスト作成

実践の流れ
実践におけるツール活用のポイント・効果
問題ごとの正答率や解答時間を考慮したエビデンスに基づいたテスト作りができます。実践者・記録者から
今までは、テスト問題を作成するとき、平均点や解答時間を「教師の経験を基に」推定していました。これが、分析ツール(ログパレ)を用いることで、経験の浅い先生でも容易にでき、また、問題作成にかかる時間を短縮することができました。これを応用して生徒自らが条件を設定することで、 自分や仲間のデータに基づいたテストの予想問題が作成できるシステムを開発し導入しました。